ガイガーカウンター
iMetryは、簡易スペクトロメトリーであると同時に、精密なガイガーカウンターです。
現時点でのソフトウエア的な問題点として、エネルギー補正をサポートしていないことがあります。
エネルギー補正を現時点でサポートしていないので簡易的に30%理論値から小さな値を表示するようにしてバックグラウンドの値が異常に大きくならないように簡易補正しております。
他社のガイガーカウンターでエネルギー補正が問題にならないのは性能が悪過ぎて、今の線量自体がよくわからないからです。
- 普通の放射線量計だと値がふらふらしますが、iMetryは通常の同クラスのガイガーカウンターに比べて約10~100倍以上高感度で、且つ移動平均を長く設定できる(最大一時間移動平均)ので、長時間計測すると放射線量が一定の値に容易に収束する。
- iMetryとエアカウンターEXでの放射線量計測比較。
15秒ほどの間で、エアカウンターEXは0.05→0.04→0.03→0.04μSv/hと表示がふらつく。
一方、iMetryは0.0540~0.0541μSv/hの間で安定している。
iMetryでは10分(最大一時間移動平均)もすると、値がふらつくことなくモニタリングポストのように安定した放射線値が計測出来ます。また、50mmブロック等で鉛遮蔽すると0.001μSv/hくらいまで測れます。
なお、本来はGM管(ガイガーミュラー計数管)を使ったものをガイガーカウンターと呼びます.
シンチレータを使い,放射線の回数のみ数えるものをシンチレーションカウンター, 放射線のエネルギーの高さを見て,放射性物質の種類の特定ができる(核種分析)機能があるものを, スペクトロメータと呼びます.(放射線測定器の種類と一覧より)
iMetryはシンチレーションカウンターであり、スペクトロメータということになります。
- 最終更新:2013-05-07 17:44:47