ガイガーカウンターによる環境放射能計測

  • ガイガーカウンターを用いた環境放射能計測における、特筆すべき留意点としては、ラドンです。普通のガイガーカウンターではこの点は対応出来ません。iMetryは、スペクトロメトリーを同時に備えているので、ガイガーカウンターとして、ラドンに対応出来ます。

中国の最新の欧米の高級ホテルや(調達コストが安いためか?大量に花崗岩、大理石を使用しています)、国内でも、古い寺院、高級な高層ビルのエントランス、古い駅前広場、犬の石像、石段、石畳、石像は大理石を多用しています。そのような施設では、ラドン由来の、0.15μSv/h〜0.25μSv/hの比較的高い放射線値を示します。
週刊誌などで、石段や石畳の上や犬の石像で計測している事例では、構成する放射能成分にセシウム由来の放射能が全く含まれていないとは言いませんが、そのようなケースの放射能の主要な構成要素は、これだけの原子炉事故のあとであるにしても、個別にスペクトルを見ないと何とも言えませんが、花崗岩、大理石由来の、主要な要素がラドン由来の放射性成分であることが多い事に注意が必要です。
  • しかし、ラドンや、ラジウムがコンクリート建物や、石像、石造建造物で検出される一方、関東の通常の土壌には約10,000Bq/m^2オーダーのセシウムで汚染されている状況を看過できません。
  • 石畳や階段や石像、大理石の柱のそばで0.15μSv/h〜0.25μSv/hの値を計測した場合は、スペクトルを取って見ないと適切な計測とは言えず、あるいは、逆に、一般の土壌の上でも地中からのラドンが出ていることのあります。アスファルトの上でも、比較的高い値をしてした場合も、まず、個別にスペクトルを見ないと何とも言えません。
  • 環境放射能計測に先立って、大理石、花崗岩、大量のコンクリートのラドンやラジウムが織りなす典型的なスペクトラムのパターンの事例、更に、人工的な放射能のセシウム134/137が、織りなすスペクトラムのパターン等を、浸み込みマスなどでスペクトラムを大雑把に把握しておくことは有用です。
  • 人工的な放射能のスペクトラムのパターンは、Cs134の半減期が短いので、Cs134/137の混合比率の変化におけるスペクトルのパターンの変化もあります。Cs134/137の混合比率は、どの原子炉から出たプルームの降下によるものかと、半減期の違いによる混合比率の変化で、変化します。

  • 最終更新:2013-05-17 18:35:01

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