トリウム含有の天然砂礫ラジウム線源(RX-228) スペクトロメトリー ガイガーカウンター

トリウム含有の天然砂礫ラジウム線源 RX-228

教育実習用の線源です。
RX-228はトリウム含有パウダーをバインダー固化し、塩ビホルダーに収容されており、γ線のみ放出します。
窓材にはFe 1.0mmを使用し、収容するパウダー料を増大して、γ線計数率を上げているとのことです。
RX-228.JPG

iMetryでの放射線量計測

バックグラウンドが約0.05μSv/hの環境で、iMetryと線源の位置関係は上記のとおりにして計測すると0.7114μSv/hとなりました。cpm値が大きいと、iMetryの超絶の安定性が、さらに際立ちます。
完全にフラット。。。。
RX-228線量.PNG

iMetryでの放射線スペクトル計測

RX-228スペクトル.PNG
いくつか山が見えますが、下記参考のKromek GR-1の計測結果と見比べてエネルギーの高い側から見ていきます。
  • 2594keVは計測範囲外になっている。
  • 中央より右側の丘部分が1583keV。
  • 中央より少し左の山が908keVと962keVの合成ピークとかんがえられる。
  • 黄色線のあたりが585keVかもしれません。これより低いエネルギーはキャリブレーションがずれている可能性も考えられます。
  • 黄色線から左に見ていくと少し段差ができていますが、これがおそらく336keV。
  • 一番左に見える小さな突起が239keVではないかと考えられます。


(参考)Kromek GR-1での計測結果

Th232GR-1.jpg

(参考)Th232のスペクトルピーク(Idaho National Laboratory

Th232SPEC.jpg

  • 最終更新:2013-05-07 16:39:23

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