バナナ スペクトロメトリー ガイガーカウンター 食品放射線計測

バナナ

バナナはカリウム(K)が比較的多く含まれる食材としてよく知られています。
バナナ.JPG

非遮蔽環境でのiMetryでの放射線量計測

バックグラウンドが0.05722μSv/hの環境で、上記のようにiMetryをバナナ(1480g)の間に挟むようにしてガイガーカウンター計測すると0.06103μSv/hとなりました。
バナナ計測前のバックグラウンド線量 バナナ計測時の線量
バナナBG.PNG バナナ線量.PNG
つまりバナナ単体での放射線量は 0.06103 - 0.05722 = 0.00381μSv/hとなります。
このような極微量な放射線量差は、通常の放射線測定器では数値の振らつきの中に埋もれてしまいますが、iMetryの安定した性能により、極微量の放射線の有無が確認できます。普通に手に届く放射線測定器でこのようなことができる機器は、寡聞にして聞きません。
ただし、ここで注意が必要なのですがiMetryで検出している放射線はこの場合主にβ線です。バナナから出るβ線を遮蔽するには2cm程度のアルミが必要です。再実験が必要です。Banana Equivalent Doseからするとこの場合検出しているCPM値が大きすぎ、誤差では辻褄が合わないので考察したのですが、β線を拾っています。

参考URL

非遮蔽環境でのiMetryでの放射線スペクトル計測

バナナスペクトル.PNG
バナナは食材の中ではカリウム(K)が比較的多く含まれますが、バナナ全体からすればもちろん微量であり、放射線量も前記の通り0.00381μSv/hと極微量のため長時間計測が必要です。
今回は4時間計測してやさしお(K40)を計測した結果と似た結果が得られました。1400keV強のあたりに山が見えます。



参考

K40_spectrum.png


  • 最終更新:2013-06-25 17:09:51

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