駅前広場石畳 スペクトロメトリー ガイガーカウンター

駅前広場石畳

花崗岩や大理石等の岩石は自然由来の放射線を放つことが知られています。従ってヨーロッパにあるような石畳の広場は他よりも相対的に線量値が高くなります。また、中国の高級ホテルは原材料が安いからなのか、客室の中まで花崗岩や大理石を使いまくっていますのでラドン、ラジウム由来の放射線が高くなっています。(放射能レベルが高いのは、一般には核兵器実験のせいではありません。)

iMetryと今までの市販のガイガーカウンターの違いは、石畳による、いわゆるラドンによる放射線なのか、セシウムによる放射線なのか、簡易判定が出来るところです。一般論で恐縮ですが、もちろんケースにもよりますが、大理石などの石畳などで0.1μSv/h〜0.25μSv/hを示す場合は大抵は大理石由来のラドンであるケースが、その線量を構成する主要なドライバーであると考えてもいいでしょう。
もちろん関東圏で土壌に、10000Bq/m^2レベルに降り注いだセシウムが石畳の上では全く無いとは言いませんが...石畳等は特にRn-222娘核種由来のラドンを見間違えない様に注意が必要です。

参考



iMetryでの放射線量計測

石畳の上にiMetryを置いて計測したところ、0.2064μSv/hとなりました(2cmのアルミ板を挟んでいません)。
関東でのバックグラウンド線量が0.04〜0.06μSv/h程度とすると、約4倍の線量となります。
駅前広場石畳線量.png

iMetryでの放射線スペクトル計測

4時間の計測で以下の様なスペクトルが得られました。
Cs137や-Cs134のようなスペクトルとは明らかに違い、別途計測した大理石の計測結果に酷似しています。よって、これは自然由来の放射線であると考えられます。

駅前広場石畳スペクトル.png
いくつかのピークのエネルギーを確認すると、Rn-222による、295, 352, 609,1120,1765keVとK-40による1461keVのスペクトルと考えられます。

iMetryの初期設定では356keVと661keVの2点でエネルギーキャリブレーションをしていますが、そこに上記のエネルギーピークをプロットすると、ほぼ一直線上に並びました。このことからも計測した石畳からの放射線はRn-222であろうことが判別できます。
ラドンキャリブレーション.png
また、エネルギーキャリブレーションのポイントが増えることにより、以後の計測でのエネルギーキャリブレーションの精度が向上します。

  • 最終更新:2013-05-14 16:25:27

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード