iMetry スペクトロメトリー ガイガーカウンター計測事例

  • 特筆すべき留意点としては、ラドンで、特にRn-222の娘核種からのガンマ線スペクトラムです。中国の最新の欧米の高級ホテル(調達コストが安いためか?大量に花崗岩、大理石を使用しています)や、国内でも、古い寺院、高級な高層ビルのエントランス、古い駅前広場、石段、石畳、石像は大理石を多用しています。そのような施設では、ラドン由来の、0.1μSv/h〜0.25μSv/hの比較的高い放射線値を示します。週刊誌などで、石段や石畳の上や石像で計測している事例、あるいは、その様な、では、構成する放射能成分にセシウム由来の放射能が全く含まれていないとは言いませんが、そのようなケースの放射能の主要な構成要素は、これだけの原子炉事故のあとであるにしても、個別にスペクトルを見ないと何とも言えませんが、花崗岩、大理石由来の、主要な要素がラドン由来の放射性成分であることが多い事に注意が必要です。
  • しかし、ラドンや、ラジウムがコンクリート建物や、石像、石造建造物で検出される一方で、関東の通常の土壌には約10,000Bq/m^2オーダーのセシウムで汚染されている状況も看過できません。
  • 石畳や階段や石像、大理石の柱のそばで0.1μSv/h〜0.25μSv/hの値を計測した場合は、スペクトルを取って見ないと適切な計測とは言えず、あるいは、逆に、一般の土壌の上でも地中からのラドンが出ていることもあります。コンクリートもアスファルトの上でも、比較的高い値をしてした場合も、まず、個別にスペクトルを見ないと何とも言えません。
  • ローマなどでは石造りの街でラドンのために、東京よりもバックグラウンドは高くなっています。石造りの街並みでは、東京の中でも同様のことが言えます。

  • 参考リンク


iMetryを持つということ

  • iMetryの最大の有用性は、I131を早期に検出する一助になることです(iMetryの校正のためにBa133、Cs137などの校正用核種が別途必要です。また、確定診断には、専門的知識とゲルマニウム検出器等が必要になります) I131は、甲状腺への集積効果により高倍率に集積し、甲状腺にダメージを与えます。
  • I131を検出したら、直ちに、年少者を退避させるべきで、退避が必要か否か、iMetryは、そんな時、自ら考え、対処する判断の一助になります。そういった状況では、情報も混乱しており、普通のガイガーカウンターやモニタリングポストの情報では、自分で考え、自分で判断したくても本当のところが全くわかりません。

雨水の流れ込むあたりで

関東地方で、周囲より少し低くなっている、雨水が流れ込みそうなところで、スペクトルを測ってみてください。放射線量計測の移動平均を1分にすると放射能が強そうなところが見つけるのが容易です。

  • 計測例:
    • 地面から0cmで約0.2μSv/h、スペクトルを取ると、Cs134/137由来の600keV前後のピークとCs134由来の800keV近辺のピークを約10分で検出しました。計測した箇所の地上1mでの放射線量は0.07μSv/hで、特別放射能が高い場所ではありません。
      雨水計測.png

低線量のコンクリート建物内での長時間計測


低線量のコンクリートビル内で8時間以上長時間時間をかけるとラドン由来のスペクトラムが検出することがあります(というか、大抵検出します)。セシウムと間違えないようにしてください。
コンクリートビル内のバックグラウンド.jpg

Rn-222による、295, 352, 609,1120,1765keVのスペクトラムと考えられます。295のピークは、スレシホールドを200に切られていた時の計測で、ちょっとうまく見えていませんが。。。

(公式ページより)

大理石のラドン


建物に利用されている大理石を4時間計測しました。(スレシホールドは100に設定)
大理石スペクトル.png
Rn-222による、295, 352, 609,1120,1765keVのスペクトラムと考えられます。609keVをセシウムと間違えないようにしてください。この計測事例では1765keVのスペクトラムが明確に現れた。大理石からのスペクトラムで、室内の空気中のラドンによるものではないからだろう。

  • 最終更新:2013-06-04 16:03:53

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